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Author:トラ
Martin D-35とGibson B-15、Ovation USA 2778LX-5を主に弾く、土建屋です。

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ピックアップの話

深田恭子を見てるとおっぱい揉みたく……じゃなくてワインとかシャンパンとか呑みたくなるよね。
いや前者は綾瀬はるかでも長澤まさみでも沢尻エリカでも言えることですから自重したまでで。
大きいことは良いことだ。
そんな今日この頃。


この一ヶ月,アマチュアの(あまり良くないPA環境での)ライブを続けて見た結果をふまえて,
アコギのピックアップについて,ちょっと思うところを書きます。


マグネットだとかインブリッジピエゾだとかの用語を一々説明するのは面倒なんで,
予備知識のない人はイケベ楽器のアコギのピックアップ特集!の最初の方を読んでください。
余裕のある人は新岡ギター教室webのアコースティックギター・ピックアップの基礎知識あたりを読んでください。


アコースティックギターでライブをする場合、もちろんマイクで拾えば生音に近いですが、
しっかりリハーサルのとれない場合やハコの条件もあり、ラインで出力することがほとんどだと思います。
金に糸目を付けずにM-factoryを搭載して、レキシコンのリバーブをかけて……ってなことができる金持ちはいいでしょうが、
普通の人はピックアップに20万も30万も注ぎ込めません。たまにしかしないライブのためにそんな金使うより、もう1本ギター買うっちゅうねん。
また、ラインの音は生音とは別だと割り切って、コーラスやディレイをガンガンかけて音作りをするというプロもいますが、ソロならともかく弾き語りだと少しイヤらしくなりますし、何よりセッティングがめんどくさいし金が掛かる。


そこで、次のような前提で最良のピックアップを考えたいと思います。
(a)ラインの音より、普段使いの生音が大事
(b)あまりお金はかけたくない。全部込みでも一桁万円台前半くらいで
(c)ギターを叩くなんて野蛮なことはしません
(d)エフェクターはなるべく通さない
(d')ってかもうDI 直で。イコライザとリバーブすら卓で適当にしてちょ、くらいの心意気

この条件で考えると……

インブリッジピエゾは、ハッキリ言って勧めません。
ギターとの相性とか、取り付ける職人の腕とか、不確定要素が多い。
やって見なきゃ分からん、出たとこ勝負の部分が大きいのです。
貼り付けピエゾではL.R.BaggsのiBeamが人気のようだし、箱鳴り感があって弾き語りにはいいようですが、
大きいギターだとイマイチだとも聞きます。これも出たとこ勝負。
ピックアップ自体の値段+工賃で結構な値段になると思うので,良いか悪いかは取り付けてみないと分からんというのは困ります。


じゃあいっそのことライブ用にエレアコを買ってしまえ、というのはどうでしょうか。
TaylorのESピックアップなんかは、ライン直でもかなり生っぽい音でいいと思います。
最近はヤマハのCPX, APXシリーズもなかなかいいですね。
でも一桁万円台前半では納得できるエレアコを探すのは厳しい。
10万円を超えるギターでも、ラインの音が全然使い物にならない物もありますしね。
店のアンプで小さい音で試奏すると騙されるんだよねぇ。
ギ○ソンのモダンクラシックシリーズとか、モー○スの高音ばっかりシャリシャリするクソB-B○ndとか。


ってな訳で,マグネティックがベストです。
マグネティック・ピックアップを常時取り付けしてる人もいますけど、基本的にサウンドホールにとりつけるマグネティック・ピックアップは着脱が容易なので、ライブのない時は外しておけば無加工の生ギター。
ハウリングは普通に使っていればまず気にならない。
L.R.baggs M1を時計台でリハーサルしたときは、フロントスピーカに向かって弾いても全然ハウりませんでした。
ほとんどの製品は出力が大きいのでプリアンプ無しでDI 直、アンプ直で大丈夫。
(d)には反しますが、いろいろ音をいじるにしてもハウリングが無いのでやりたい放題。
ピックアップ自体の個性が強いので、購入前に人のステージを聴けば大体の音の傾向が分かるから、「高い金出して買ったのに失敗だった」というのが少ない。
もし気に入った音が出なければ、売却しちゃえばいい。少々金銭的な損はするけど、インブリッジピエゾを仕込むのと違ってギターに穴を空けたりとかはしてないんだし。


色々聴いてきた結果、FishmanやL.R.Baggsがいいですね。
やはり有名どころで開発資金が豊富なのでしょうか。

FishmanのNEO-Dは定価13,650円。実売価格は1万円をちょっと切る程度でしょうか。



この値段ではまず満足の音がします。かなり生っぽい。
費用対効果でこれを上回るピックアップはまずありません。
マグネットはどうしても高音がエレキ臭くなるのが難点ですが、NEO-Dは画期的な方法で解消してます。
なんと高音が出ませんww
イコライザで高音をブースとしても大して変わらないので、そもそもトレブルを拾ってないようです。
ソロギターやリードギターを弾くには、メロディが物足りないと思います。
バンドの中で弾くと埋もれてしまって抜けが悪いかもしれません。
でも弾き語りで使うなら問題がないどころか、もっと高いピックアップを使うより全然良いです。


ソロギター弾いたりリード弾いたりもしたいよ、という方にはL.R.BaggsのM1。実売価格はパッシブで2万円強、アクティブで2.5強くらいかな。
パッシブタイプは私も使ってます。試してみたいサークル員は一声掛けてください。
NEO-Dと比較すると生っぽさは無くなってエレアコ風の音ですが、かなり良い線いってます。
コーラスとか掛けてもいいですね。
日本版公式ページで音が聴けます。
http://www.jes1988.com/lrbaggs/pickups_m1.html(一番下にキュートな16歳金髪娘のデモ演奏があるぜベイベー)
「ボディを叩く音も拾う」という触れ込みですが、押尾コータローみたいなボディヒットを拾ってくれるということではなく、リアルなアコギの音を再現するために拾ってるって感じ。
ただ、ピックとか外出しケーブルが表板にぶつかる音は五月蠅いくらいに拾うので、注意が必要。
ピックに関しては上手なストロークを、ケーブルに関してはセロハンテープでボディに固定するなどの対策が必須。
デザインに関しては賛否両論ありますが、ナチュラルな塗装のギターならそんなに違和感は無いと思います。
どうしてもデザインが気にくわない人は、タカミネからOEMでTri-axという名前で黒いのが出ているので、そっちを買ってください。
タカミネ版はパッシブとアクティブの切り替えスイッチが付いてます。


という事で、まとめ。
ライブはたまにしかしない、叩かない、なるべく安価に、簡単にというラインサウンドを求める人には
・マグネティック・ピックアップがオススメ
・弾き語りオンリーならFishmanのNEO-Dが費用対効果は最高
・高音もしっかり聞かせたい人はL.R.BaggsのM1
・M1のデザインがイヤな人はタカミネからOEM品が出てる
ということで。

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